兵庫県ヤングKeiの会
令和6年度 活動報告
宿泊研修
2024/8/17~8/18
この2日間、恒例の宿泊研修に行ってきました。
今回は宙の森ホテル花郷里という宿泊施設でログハウスを一棟貸し切って、研修を行い ました。
この宿泊施設は宿泊だけでなく、研修、BBQもできる施設で、初日、みんなで食材などを手配し、集合。
みんなで協力しながら準備をし、少し暗くなりはじめた夕方から火をつけてBBQを開始。
おいしいお肉や野菜に舌鼓をうちながら、みんなで近況などを話し合い、大いに盛り上がりました。
その後も懇親会で楽しいひとときを過ごしました。
夜11時頃、少しだけ空が晴れていたので、屋外に出て星空ウォッチング。
月明かりがあったものの、星はすごくきれいで、夏の大三角形なども色々な星座が良く見えましたが、さらに流れ星もかなり数多く流れていました。
後で調べてみたら、18日がはくちょう座κ流星群の極大日だったみたいですね。とてもラッキーな一日でした。
18日はみんなで手作りの朝食を摂り、研修に移りました。
最初はみんなで自己紹介。その後、研修を開始しました。
1番目に、園田学園女子大学 食物栄養学科の塩谷育子先生より「脂肪肝の食事療法」というテーマで、お話いただきました。脂肪肝が起こりやすい食事内容や、どのような食事内容にすると脂肪肝を防ぐのか、といった視点でとても分かりやすくお話いただきました。
基調講演として、すがの内科クリニック 菅野雅彦先生より「糖尿病の合併症としての脂肪肝」というテーマでお話いただきました。
糖尿病と脂肪肝は切っても切り離せない関係で、肝臓の状態が血糖管理にも大きく影響を及ぼすため、定期的な肝臓の確認が必要だなということが改めてよくわかりました。
特別講演として、サンポート高松クリニックの井垣俊郎先生より「1型糖尿病をめぐる最近の話題」というテーマでお話いただきました。
インスリンポンプやCGMなどのデバイスや、スティグマ、近未来の治療方法に関する様々な話題についてお話いただきました。
血糖値の動きは、カーボカウントや経験則等をフル活用しても完全には予想通りとならないため血糖管理には苦労するのですが、
最近のデバイスは機能が大きく向上し、測定器も、インスリンも、将来に向けて、今見えている課題を克服しながら、より治療が容易になっていくだろうとのお話でした。
それぞれの内容に深い経験談や考察などがあり、また、わかりやすくお話いただき、とてもありがたいお話でした。
研修の後は、みんなで昼食をとり、解散。
久しぶりに研修に参加することができましたが、みんなでBBQや研修をすることができ、みんなの近況を聞くことができ、とても有意義な内容でした。また来年も参加したいですね。
定例会&懇親会
2024/12/15日 15:00~
定例会を行いました。対面での会もだいぶ慣れてきましたね。自己紹介や近況報告の後、情報提供や講演会を行いました。
まずは、荒井様より情報提供をいただきました。新しいインスリン製剤についてもお話いただきましたが、ペンによる治療も楽になってくるなという実感が持てました。
すがの内科クリニックの菅野先生からは「脂肪肝」についてお話いただきました。脂肪肝というのは糖尿病ともとても関連が深く、線維化しないように常に心掛けていく必要があることを感じました。
次に、糖尿病内科たかべクリニック 高部倫敬先生より、最新式のインスリンポンプとペン治療の工夫等についてお話いただきました。
最新式のポンプは既に使われている方も多いと思いますが、以前のポンプに比べてHbA1cの改善が見られたり、ペンから移行される方も改善がみられるようです。
ペンによる工夫のお話では暁現象への対応や低血糖にならないような追加インスリンの打ち方など、とても参考になるお話でした。いずれも常日頃の血糖値の安定化につながり、日々の生活の質も良くなっていくなという期待が持てるお話でした。
定例会の後は忘年会。
皆さん、おいしい料理とお酒を飲みながらわいわいとおしゃべりし、とても楽しくおしゃべりしました。
今年は年明けから大変な出来事があったりしましたが、皆さんは今年一年はいかがでしたか?
来年も一年、良い年であることを祈りながら、年末を迎えたいと思います。