top of page

1型糖尿病について

 

 1型糖尿病とは、主に自己免疫によって膵臓のβ細胞が壊れてしまい、インスリンが分泌されなくなってしまう病気です。子供のうちに始まることが多く、以前は小児糖尿病、インスリン依存型糖尿病(IDDM)と呼ばれていました。

 

 インスリンは、体の筋肉や脳などの活動に必要なブドウ糖を、血液中から細胞に取り込むために必要なホルモンです。1型糖尿病ではインスリンが分泌されず、インスリンを体外から補給しないと生命に関わるため、インスリン注射を欠かしてはなりません。

 

 普段の生活では、偏った食事をしないよう心掛け、食事の際のインスリン注射や基礎インスリンなどの注射を行います。また、血糖値が高すぎたり低すぎたりしないよう自分でコントロールすることが必要なため、血糖値を自己測定し、血糖値が正常範囲に収まるようにしています。また、自己血糖測定では測定時の血糖値しか知ることができませんが、病院でHbA1cやグリコアルブミン、1,5-AG等、日常の血糖値の平均ともいえる値を測定し、血糖値の自己管理に役立てています。

 

 病気とうまく付き合うために、病院や主治医からの指導以外にも、同じ仲間と、普段の生活をどのように過ごしているか意見交換するなども必要となってきます。

 

 

 

 

bottom of page